地域密着のニュースなら47求人.com ニュース


生まれ育った故郷に戻って働くUターン転職や、自然豊かな地方に移り住んで仕事を探すIターン転職は、自分らしく働きたい人がライフワークバランスを考える上での選択肢として、近年特に注目されています。都市部を離れ、地方での生活の中で出会える地域独特のイベントや施設、一定の条件で受けることのできる支援、施策などを確認し、ゆとりある生活を検討してみませんか?

新着記事

logo

日常生活の中にある幸せに焦点を~青森県弘前市のPR動画「連続移住小説ヒロとサキ」~

 

2017年6月5日

観光客誘致や移住促進などを目的に各地域で作られているPR動画。現在では多くの自治体が力を入れています。有名どこ...

続きを読む

  
    
            

■慣れ親しんだ地元で働くUターン転職

「Uターン転職」とは、生まれ育った地域を離れて大都市に進学・就職した人が、その後再び故郷に戻って転職することを指します。 「都会の暮らしが合わない」「落ち着いた環境で子育てしたい」「高齢になってきた親と同居したい」「生まれ育った街を活性化させたい」などUターンの理由はさまざまですが、やはり地元への愛着は共通の思いのようです。国土交通省の調査によると、三大都市圏・地方圏ともに、現在住んでいる地域に愛着を感じていると答えた人は全体の4人に3人と高い割合を示しています。

しかしその理由を見ていくと、都会に住む人にとって地域に感じる魅力がインフラ等に代表される「利便性」である一方、地方圏の人々が感じている地域の魅力は、「自然環境の豊かさ」「住民同士のつながり」「独自の文化・歴史」等、それぞれの地方が持つ「地域らしさ」であることが特徴です。

また、2011年の厚生労働省「人口移動調査」で年齢別に見たUターンの割合は、20代の若者ばかりでなく、働き盛りでもある40代~50代にも多いことがわかっています。年齢を重ね、社会的な経験とスキルをしっかり積み重ねたこの世代だからこそ、地元の良さを改めて見直し、Uターン転職や地元での起業を検討する人が多いのかもしれません。 これらのことを考えると、慣れ親しんだ地元に戻るUターン転職は、地方から都会に出て働く幅広い世代にとって、誰もが一度は考えたことのある身近な選択肢と言えるでしょう。

■地方の新たな土地で働くIターン転職

「Iターン転職」とは、生まれ育った土地以外の地域に移住して就職や転職することを指します。特に大都市圏で生まれ育った人が地方へ魅力を感じ、移住し就職することが多いようです。 「都会の喧噪を離れてゆとりのある生活がしたい」「地方で成長している企業に興味がある」等の理由のほか、以前訪れた土地に個人的な思い入れが強い人などもIターン転職を希望する傾向にあります。

WEB関係やエンジニアなど、作業環境さえ整っていればあまり場所を選ばずに仕事ができる職種の場合、大都市にこだわらず、生活しやすい地方に拠点を移してライフプランを組み立てることが可能です。そのため、芸術家などとともに『今後推進してほしい移住定住の施策』として期待されているという統計結果が出ています。

近年では、過疎化や若者の減少に危機感をもった地方自治体が次代を担う若者を呼び込もうとするIターン・Uターン支援の施策も活性化しており、移住希望者への各種補助金制度を打ち出している市町村も増えてきました。

Uターンの場合は、もともと住んでいた土地なので周辺環境にも馴染みがあり、転職後の新たな生活も始めやすいと言えますが、Iターンの場合はほとんど未知の土地でのスタートとなります。 新しい環境での経験や発見を楽しめる反面、地域に対してもともと持っている情報量が少ないことから、しっかりとした下調べをしておかないと予想外の失敗を招きかねません。 地方自治体などが移住希望者に提示している詳細な地元情報や生活面での厚遇は、特に自然豊かな田舎に憧れて転職を望む人にとっては、Iターンを検討する後押しのひとつになっています。

■地方で働く魅力とメリットは?

大都市圏を離れ、UターンやIターンで地方に転職することのメリットには、主に以下のようなものが挙げられます。

◎自然豊かな場所で暮らすことができる
国土交通省が実施した国民意識調査によると、地方への移住希望者の8割以上が「自然環境の豊かさに魅力を感じる」と答えています。週末は自然に囲まれてのんびり過ごしたいスローライフ志向の人、子どもを育てるなら静かで緑の多い土地を選びたい人など、仕事を離れた時間の過ごし方や家族の将来を考え併せたうえで地方への移住を希望する人も増えつつあります。

◎住居費用を安く抑えられる
首都圏では特に住宅にかかる費用が突出しており、1DKのマンションでも月に10万円前後の家賃が必要なところも珍しくありません。 一方、地方では同じ家賃でより広い部屋を借りることができたり、支払い計画を上手く組めば、比較的若いうちに1戸建てのマイホームを手に入れることも夢ではありません。

◎堪え難い通勤ラッシュから解放される
地方といえども都市部では通勤ラッシュに全く無縁というわけではありませんが、少なくとも首都圏での電車通勤ほど疲労困憊することは稀でしょう。マイカー通勤が認められている会社も多く、自分のペースで余裕をもって出社できることは、毎日の精神的なストレスをかなり軽減させてくれます。

◎地元に貢献する仕事ができる
地方に拠点を置く企業の中には、地元の経済活性化のために奮闘したり、地域に密着した事業内容に特化したり、などという会社も存在します。地元愛を感じて移住する人にとっては、そうした企業で働くことによって地域の活性化に参加でき、自身の仕事に誇りを持ちやすくなります。

■地方で働く心構えとは?

各企業の本社や支社が集中しがちな首都圏に比べると、地方での転職は選択肢が狭まりそう、というイメージを持っている人もいることでしょう。 しかし、実際は世界的に有名な某車メーカーや衣料メーカーなど、本社を地方に置く大企業はいくつも存在します。また、その地方にしかない伝統の職人技など、特定の場所でしか関わることのできない仕事の多くも地方に点在しています。つまり、移住者次第でいくらでも満足のいく仕事を見つけることができるのが地方なのです。

満足のいく仕事を見つけるためには、地方の観光的な魅力や住環境だけではなく、地元企業についても下調べをしてから移住先を決めなくてはなりません。自分が望む業種に関連する企業はあるか、きちんと調べて失敗のない転職、就職にしましょう。

また日常的な面で言うと、地方では近所の人々との親しい付き合いや、独特のしきたりが残っている所も少なくないでしょう。隣に住んでいる人の顔も名前もわからないということもある都心部と違い、 地域の冠婚葬祭や季節ごとの伝統行事などにたびたび出席するよう促され、数件離れた家の人と顔馴染みになるということも珍しくありません。そういった経験の少ない方は最初は戸惑うかもしれませんが、住み慣れない土地で頼れる人ができる良いきっかけとなります。

地域の人々とのこうした付き合い方を地方ならではの良さだと受け止められる人であれば、地方での暮らしやすさをより感じられるでしょう。いずれにせよ、UターンやIターンで地方へ転職するにあたっては、住みたいと思う土地に自分のやりたい仕事はあるか、住む地域の雰囲気やルールはどうかという情報を、あらかじめしっかり集めておくことが大切です。