地方自治体によっては、住まいに関する各種支援を実施しているところがあります。支援策の内容は各自治体によって異なるので、それぞれの自治体がどういった支援策を実施しているのかは予め調べておく必要があります。自治体が主催する移住に関するセミナーや相談会へ参加することで、情報を得ることができます。セミナーでは、地域の情報や生活情報、観光情報、物件の現状など、その地域の詳しい説明を聞くことができます。代表的な住まいに関する各種支援には、「空き家紹介・空き家バンク」や「体験住宅」などがあります。

サンプル 空き家紹介・空き家バンク

地方での住まいを支援するために、「空き家紹介」「空き家バンク」と呼ばれる支援を行っている自治体があります。これは、所有しているが空いている物件の賃貸や売却を希望する人と、その地域への移住を考え、住まい物件を探している人との仲介を、不動産会社ではなく自治体が請け負うという制度です。
民間企業ではなく自治体が仲介役となるため地域に密着した情報が得られ、Uターン転職やIターン転職などにより初めての土地で住まいを探す方にとっても、安心感をもって住居を探せるというメリットがあります。
紹介する物件は、担当職員が事前に確認し、雨漏りや外内壁の亀裂、床の傾きの有無など、住むにあたり問題 があるような物件は紹介の対象とはなりません。また、この制度で紹介される物件の多くは、民間の不動産会社では取り扱っていません。賃料や間取り・立地などの条件面で、好条件の物件を見つけられる可能性もあります。

※空家紹介や空家バンクの詳細情報は、各自治体WEBサイトの支援情報などから確認してください。



体験住宅

新しい土地で生活を始める場合、生活を始めるまでに、例えば、賃貸住宅の場合は敷金や礼金などの費用、新しい家具・家電の購入など様々な費用がかかります。また、その土地の風土や暮らし方なども知って慣れる必要があるでしょう。覚悟をきめて新しい土地での生活をはじめた場合でも、実際に暮らし始めると生活のリズムの違いなど、とまどってしまうこともあるかもしれません。
住む環境が変われば、暮らし方が異なるのは当然です。そして、暮らし方を知るためには実際にその場所で生活をしてみることは理解するための近道です。そこで、地域によってはその地域での暮らしを知る為「体験住宅」の制度を用意し、暮らし体験ができる支援を行っている自治体もあります。
例えば、「お試し滞在施設」という施設を用意している地域があります。施設には家財道具や調理器具が一式揃えられ、新しい土地での暮らし体験ができます。また、鹿児島県伊佐市や、北海道十勝郡浦幌町などでは、「体験住宅」制度があります。体験住宅制度では、1泊数千円程度で、数日から数週間ほど滞在することができ、その期間に地域の環境や暮らし方を肌で感じることができるという制度です。